不採択時のコメントは参考程度に。
不採択時に受け取るコメントに過剰反応している先生が多いような気がしたので、私の考えをまとめてみました。
不採択時に送付されるコメントは参考程度にすれば良いと思います。本気で対応してしまうと、また間違った方向に行ってしまうこともあるので注意が必要です。
ある先生は開発技術が社会実装された時に予算が高くなるのではないかとのコメントを見て、悩んでいました。新技術の導入に際し、コストが高くなることは多いと思いますが、何より私には、この申請書はコメントが難しいくらい仕上がりが良くないと感じましたので、コメントを書かなければいけない審査委員の苦労を察するに、記載しやすい箇所を拾ったに過ぎない、と感じました。
「私たち、別れましょう」と言われて、「え、何で?なんでも直すから気に入らないことがあったら言ってよぅぅぅ」といったところで、他に好きな人ができたのだから仕方がないのと一緒です。本来、不採択!の一言で済んでいたものを、多くの先生が不採択理由を教えろとか事務局を困らせたことが原因でコメント返しが始まったのではないかと、私は勝手に思っています。実際、翌年度にコメントに対応した申請書を出したところで、評価の高かった申請書から採択されるはずなので、採択されるかはわかりません。むしろ指摘事項に対応しただけの、近視眼的な書きぶりでは敗因濃厚ですので、「指摘事項を直したのに、なぜだ」と新しい不満が生まれていませんか。「補助金は出来レースだ」、とまで言う先生もいます。
一方で審査員も大変と思います。不採択の申請書に、それなりのコメントを付けるという作業に生産性はありません。そんな作業の謝金にカネを使うくらいなら、少しでも研究費に回して欲しいと思います。
そのような状況に思い当たるものがあれば補助金申請の経験豊富な第三者との相談も活用し、採択を目指してみるのも良いと思います。
