皆様、はじめまして。中小企業診断士の穐本(あきもと)と申します。
 今回、大学の教授や助教授といった研究職の先生に補助金(Grant)獲得で困っている方が多いことから、私のノウハウを必要な方へ届けるために、当サイトを設置しました。
※補助金とは
 当サイトでは科研費を除きJSTやNEDO、AMEDといった補助金を想定しています。SBIRやGAPファンドの相談も増えています。

 最初に、なぜ中小企業診断士が?大学の補助金を?と思われるかと思いますが、私は2006年に中小企業診断士の資格を取得後、当時事業開始を控えたインキュベーション施設、中小機構が運営主体である東工大横浜ベンチャープラザ(当時)で採用され、インキュベーションマネージャー(IM)として大学発ベンチャーを支援する業務をスタートしました。
 IMはベンチャーの成長支援がミッションです。売上を立て、利益を出せる事業基盤を確立し、企業として自立できるようにして卒業して頂き、社会で活躍して雇用や税収に貢献してもらうことがインキュベーション施設とIMの目的です。

 その中で、いわゆる補助金というのは売上の立たない研究開発型ベンチャーには不可欠であり、申請書の作成支援ニーズというのは無くなりませんでした。初めこそナニをドウすれば良いのかわかりませんでしたが、一度に3件も4件も支援するのですから、もちらのノウハウも蓄積され、支援としてアドバイスできる内容も多岐に広がっていきます。

 その後も大学の先生と多く話すうちに、「補助金が取れない」という声が多いいことに気が付きました。2年も3年も不採択が続いている先生も珍しくありません。不採択申請書を拝見すると、目も当てられない状況であることも多いのです。良い技術シーズであったとしても、補助金が採択されないければ研究開発は停滞してしまい、大学の研究力にもマイナスです。
 ベンチャー支援で蓄積されたノウハウを活かしアドバイスとブラッシュアップを重ねると、どの先生も非常に良くなり、支援の評判も良いです。

 「どうして補助金が取れないのか」というように質問を受けることが多いのですが、その答えは、書き方は教わったほうが早くて確実ということです。

 審査に耐えうる補助金申請書を作れるようになることを目標としていますので、使い切りのアウトソース、他社に多い申請書の受託作成ではありません。
 先生自身に書き方を身につけていただくことを目標としています。申請書の書き方能力は個人の財産(Asset)として残りますが、外部委託は費用(Cost)として無くなって終わりの違いがある、と考えています。